インプラント・コラム
歯が欠損した場合、どんな治療がいいのでしょうか?
歯が何らかの原因が無くなってしまった時に、入れ歯もしくはブリッジ(被せ物がつなげているもの)、インプラント(人工歯根)という選択肢があります。それぞれのメリット、デメリットを知り、ご自身に合った選択をしていただきたいと思います。
1.入れ歯について
保険治療と自費治療のものとがあります。 患者さま自身でお口に出し入れすることができ、歯ぐきと同じようなピンク色のプラスチックの土手の上に人工の歯がついているものになります。 保険のものは金属(銀色)のバネがついています。 保険外のものはさまざまなものがあります。 また、平均使用年数は4年となります。
メリット
⓵取り外しのためお手入れが簡単
⓶治療期間は通常5回程度と調節で少ない期間で済みます
⓷歯をたくさん削らなくてすみます
⓸歯の欠損の場所を選ばず設定でき治療の適応範囲が広くできます。
デメリット
⓵取り外しのものを使うためわずらわしく感じることがあります。
⓶噛む力が弱くなります。
⓷金属のバネをかける歯に力の負担が開かかかります。
⓸外れることがあり、期間ごとに調整が必要になり、なれるまでに違和感があります。
2.ブリッジについて
同じく保険治療と自費治療のものとがあります。 歯がなくなっている隣の歯を削り、人工の歯を作って隣の歯で支える方法です。ただし、治療の範囲が限られており、保険適用の範囲が限られます。また、使用年数は8年ほどです。
メリット
⓵固定されるため取り外すことなくわずらわしくありません。
⓶噛む力は低下しません。揺れている歯が安定することがあります。
デメリット
⓵人工歯をつなげるために歯を削る必要があります。
⓶土台となった歯の噛む力の負担が増えます。
⓷適応されない場合があります。
3.インプラントについて
インプラントは人工歯根治療とも言われ、歯を失った部分にチタン製の人工の歯の根を埋めて、その上に人工の歯をかぶせる治療法です。 この方法により歯があった時と同じように噛めるようにします。がっちりと固定され、違和感が少ないです。 ただし、骨を削らなくてはいけません。また、10年以上使用することが出来ます。
メリット
⓵健康な歯を削る必要がありません。
⓶自立している周りの歯に負担をかけません。
⓷噛む力や食感が天然歯に近くなります。
⓸抜群の使用感
⓹味覚も変わらない
⓺見た目も綺麗です。
デメリット
⓵外科手術が必要です。
⓶治療費が高く、治療期間が長くなります。
⓷あごの骨がやせている方には骨の再生療法が必要になります。