顎関節症

顎関節症

顎は複雑な構造をしており、筋肉・関節・神経が集中しています。
物を食べる、話をするなどの動きをする時にはそれらが連動しているため、顎の不具合は様々な不調の原因になります。

顎関節症の症状

顎関節症の代表的な症状は次の3つです。

  1. 口を開け閉めすると顎が痛む
  2. 口を開けにくい
  3. 口を開けた時にカクカクと音がする

これらの症状があると物を食べにくい、堅い物を噛めない、顎に違和感があるなどの問題が出てきます。
さらに症状が悪化すると肩こりや腰痛、片頭痛、腕・指のしびれなどが現れることもあります。

顎関節症の原因

顎関節症の原因は噛み合わせの悪さ、体質、ストレスや不安からくる顎の筋肉の緊張など、様々です。
また頬づえをつく癖がある、片方の歯だけで物を噛む癖、歯ぎしりや食いしばりをするなど、日常生活の中での習慣も原因の1つといわれています。

近年ではスマートフォンやパソコンなどの長時間にわたる使用も、原因として挙げられています。
これらの原因がからみあって顎関節症となることがわかってきました。

顎関節症の治療法

鎮痛薬で顎の痛みを抑えつつ、スプリント(マウスピースのような器具)を歯列にかぶせて上下の噛み合わせを整え、顎関節の負担を軽くします。
またマッサージやホットパック、低周波治療などで筋肉をほぐしたり、痛みを感じる部位にレーザーを照射して蓄積した老廃物を排除し、血液やリンパ液の循環を高めたりすることもあります。

顎関節症の治療として、生活習慣を改善することも大切です。
片側の歯だけで物を噛む、頬づえをつく、歯ぎしり、うつぶせ寝をするなどの癖を止め、顎に負担をかけにくい生活を意識してみてください。

顎関節症になってしまったら?

顎関節や顎の周りの筋肉に痛みがあるときは、大きく口を開けたり硬い物やガムなどを噛んだりすることを避けましょう。
痛みがある時は柔らかい食物(うどん・そば、おかゆなど)を中心に食べ、安静にすることが大切です。

また寝る姿勢にも注意が必要です。
顎に負担がかかるうつぶせ寝を避け、低い枕を使って仰向けに寝てください。

顎の周囲の筋肉をほぐしたり血行をよくしたりすることも効果的ですが、顎関節症を悪化させる恐れがあるため、自己流のマッサージはお勧めできません。
マッサージをしたい場合は一度、ご相談ください。

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