インプラント・コラム

🦷 親知らず 「痛くなってから」では遅いかも

「親知らずは痛くなってから抜けばいいですか?」

診療中によくいただくご質問です。

親知らずは症状が出てから抜歯するケースもありますが、お口の状態によっては、症状がないうちに抜歯を検討したほうがよい場合もあります。

今回は、予防的な親知らずの抜歯についてご紹介します。


親知らずは虫歯になりやすい歯です

親知らずはお口の一番奥に生えているため、

  • 歯ブラシが届きにくい
  • 汚れがたまりやすい
  • 磨き残しが多い

という特徴があります。

そのため、他の歯よりも虫歯や歯周病になりやすい歯です。


手前の歯まで虫歯になることも

実は問題になるのは、親知らずだけではありません。

横向きや斜めに生えている親知らずでは、手前の第二大臼歯との間に汚れがたまりやすくなります。

その結果、

  • 親知らず
  • 手前の健康な奥歯

の両方が虫歯になってしまうことがあります。

第二大臼歯は噛むためにとても重要な歯です。

その歯を守るために、親知らずの抜歯をおすすめすることがあります。


腫れや痛みを繰り返す前に

親知らずの周囲は細菌が繁殖しやすく、

  • 歯ぐきが腫れる
  • 痛みが出る
  • 口が開きにくくなる

といった「智歯周囲炎」を繰り返すことがあります。

炎症を何度も繰り返すと、抜歯のタイミングが限られたり、治療期間が長くなったりすることもあります。


若いうちの抜歯にはメリットがあります

一般的に若いうちは、

  • 骨が柔らかい
  • 傷の治りが早い
  • 腫れや痛みが長引きにくい

傾向があります。

年齢を重ねると骨が硬くなり、全身状態によっては抜歯のリスクが高くなる場合もあります。

もちろん年齢だけで判断するわけではありませんが、将来的なリスクも考慮しながら治療方針を決めることが大切です。


すべての親知らずを抜く必要はありません

親知らずは、必ず抜かなければならないわけではありません。

例えば、

  • まっすぐ生えている
  • しっかり噛み合っている
  • 歯磨きが十分できている
  • 虫歯や歯周病がない

このような場合は、定期的に経過を観察しながら残せることもあります。

大切なのは、一人ひとりのお口の状態に合わせて判断することです。


当院での診断

当院では、レントゲンや必要に応じてCT検査を行い、

  • 親知らずの向き
  • 神経との位置関係
  • 手前の歯への影響

などを詳しく確認したうえで、抜歯が必要かどうかをご説明しています。

無理に抜歯をおすすめすることはありませんので、ご安心ください。


まとめ

親知らずは、

  • 症状がなくても虫歯や炎症の原因になることがある
  • 手前の大切な歯に悪影響を及ぼすことがある
  • 状態によっては、症状が出る前の抜歯が望ましい場合もある

一方で、問題のない親知らずは残せることもあります。

「抜いたほうがいいのか分からない」という方は、一度検査を受けて、ご自身の親知らずの状態を確認してみましょう。


📞 親知らずのことでお悩みの方へ

親知らずの抜歯が必要かどうかは、見た目だけでは判断できません。

当院では、お口の状態を詳しく診査・診断し、患者さんにとって最適な治療方法をご提案しています。

将来のトラブルを防ぐためにも、気になる方はお気軽にご相談ください。

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