インプラント・コラム

糖尿病とインプラント治療

― 血糖コントロールが成功への鍵 ―

インプラント治療は、歯を失った部分に人工の歯根を埋め込む治療ですが、
糖尿病の方でも条件が整えば治療は可能です。
ただし、血糖のコントロール状態によって成功率が大きく変わるため、注意が必要です。


📍 なぜ糖尿病がインプラントに影響するのか?

糖尿病では、

  • 骨の再生が遅くなる

  • 傷の治りが遅い

  • 感染に弱くなる

という特徴があります。

インプラントはosseo integration(オッセオインテグレーション:骨とインプラント体が結合する過程)が非常に重要なため、
血糖コントロールが悪いと、インプラントが骨と結合せずに脱落してしまう可能性があります。


📌 インプラント治療の可否の目安(HbA1c)

HbA1c値治療の目安
6.5%以下通常通り治療可能
7.0%前後状況を確認し慎重に進めれば可能
8.0%以上まず血糖コントロールが必要、原則として手術は延期

※ かかりつけ医との連携を行うことがあります。


💡 治療を安全に進めるためのポイント

1. 血糖値の安定

手術前後の感染予防に大きく関係します。

2. 徹底した口腔ケア

感染予防のため、

  • 毎日の歯磨き

  • 定期的な歯科メンテナンス
    が非常に重要です。

3. 喫煙している方は禁煙を推奨

血流が悪くなり、成功率に大きく影響します。


🏥 当院での取り組み

  • CT撮影による詳細な骨評価

  • 血糖値の状況確認

  • かかりつけ内科の先生との連携

  • 骨造成や低侵襲な手術方法の選択可能

患者さん一人ひとりに合わせた治療計画を立て、
安全で確実なインプラント治療を心がけています。


まとめ

糖尿病だからインプラントができない、というわけではありません。
血糖コントロールと適切な診断・メンテナンスが治療成功の鍵です。

気になる方はまずお気軽にご相談ください。

 

何か疑問点や相談事がございましたら、お気軽にスタッフにご質問ください。

 

土日も夕方5時まで診療いたしていります。

駐車場完備

井高野あおぞら歯科

大阪市東淀川区井高野3-2-40 1階

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