インプラント・コラム

ストレスが顎関節症を悪化させる?

〜心と体はつながっている〜

顎が痛い、口が開けにくい、顎の関節がカクカク鳴る――こうした症状は、ストレスと深い関係があることをご存じですか?
実は、顎関節症の発症や悪化には、心理的な要因も大きく影響しています。


なぜストレスで顎関節症が悪化するのか

ストレスを感じると、体は無意識に筋肉を緊張させる反応をします。
顎周囲の筋肉も例外ではなく、食いしばりや歯ぎしりにつながることがあります。

具体的には:

  • 筋肉の過緊張
    咀嚼筋(噛む筋肉)が硬くなり、痛みやだるさを感じやすくなります。

  • 関節への負担増加
    強い力で歯を噛みしめることで、顎関節や関節円板に圧力がかかり、関節音や痛みが出やすくなります。

  • 痛みの感覚が敏感になる
    ストレスは神経系にも影響し、軽い違和感でも痛みとして強く感じやすくなります。


ストレスが原因の顎関節症のサイン

  • 日中、無意識に歯を食いしばっている

  • 夜間、歯ぎしりをしていると家族に指摘された

  • 肩こりや頭痛、目の疲れも同時に感じる

  • 疲労やイライラで顎の痛みが増す

このようなサインがある方は、心理的な負担も関与している可能性があります。


当医院での対応方法

当医院では、ストレスが関与する顎関節症にも対応しています。

  • 薬物療法
    鎮痛剤、抗炎症剤、筋弛緩薬を用いて筋肉のこわばりや痛みを和らげます。

  • ソフトレーザー治療
    顎周囲の筋肉の緊張を低侵襲でほぐし、痛みや違和感を軽減します。

  • マウスピース療法
    就寝時に装着することで、食いしばりや歯ぎしりによる関節への負担を減らします。

  • 生活習慣のアドバイス
    ストレス管理やリラックス法、姿勢改善、噛む力のコントロールなども指導します。


自宅でできる簡単なセルフケア

  • 顎周囲の軽いマッサージやストレッチ

  • 温める:温タオルで筋肉をほぐす

  • 深呼吸や軽い運動でリラックス

  • 噛みしめに気づいたら意識的に上下の歯を離す

生活の中で少し意識するだけでも、顎の緊張は和らぎやすくなります。


まとめ

  • ストレスは顎関節症の悪化要因になり得ます。

  • 無意識の食いしばりや歯ぎしり、筋肉の過緊張が症状を引き起こすことがあります。

  • 当医院では薬物療法・ソフトレーザー・マウスピース療法を組み合わせ、ストレス性の症状にも対応しています。

  • 日常生活でのリラックス法や顎のケアも症状改善に有効です。

顎の痛みや違和感は、体と心の両面からアプローチすることが大切です。
「最近顎が疲れやすい」と感じたら、早めにご相談ください。

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