インプラント・コラム

インプラントとCT検査はなぜセットなの?

― 安全で長持ちする治療のために欠かせない検査 ―

「インプラント治療では必ずCTを撮ると言われたけど、なぜ必要なの?」
このようなご質問を患者さんからよくいただきます。

実は、CT検査はインプラント治療の安全性と成功率を大きく左右する、とても重要な検査です。


📸 レントゲンとCTの違い

■ 通常のレントゲン検査

  • 平面的(2次元)の画像

  • 骨の高さは分かるが、厚みや立体的な位置関係は分かりにくい

■ CT検査

  • 立体的(3次元)に骨を確認できる

  • 骨の 厚み・質・形 が正確に分かる

  • 神経や血管、上顎洞の位置を把握できる

インプラントは ミリ単位の精度 が求められる治療のため、
CTなしでの手術はリスクが高くなってしまいます。


🦴 CTで分かること

CT検査では、次のような情報を事前に確認できます。

  • インプラントを入れる 骨の量・厚み

  • 骨の硬さ(初期固定が得られるか)

  • 下顎の神経の走行位置

  • 上顎洞までの距離

  • 骨造成(GBRやサイナスリフト)が必要かどうか

これにより、「安全に」「長持ちする」治療計画 を立てることができます。


⚠ CTを撮らないと起こり得るリスク

  • 神経を傷つけてしまう

  • 上顎洞にインプラントが突き抜ける

  • インプラントが十分に固定されない

  • 将来的に脱落・破損の原因になる

こうしたトラブルを避けるためにも、CT検査は必須と考えられています。


🏥 当院のインプラント治療におけるCT活用

当院では、

  • CTによる 三次元診断

  • 上顎・下顎の骨の違いを考慮した治療計画

  • 必要に応じた骨造成のご提案

  • リスクを最小限に抑えた埋入位置・角度の設計

を行い、患者さんごとに最適なインプラント治療を行っています。


✨ まとめ

  • インプラント治療には CT検査が不可欠

  • 骨・神経・上顎洞を立体的に把握できる

  • トラブル予防と長期安定につながる

「なぜCTを撮るのか」を理解していただくことで、
インプラント治療を より安心して受けていただけます。

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