
インプラント・コラム
お口の中が網目状に白い?「扁平苔癬(へんぺいたいせん)」の悩み
導入
「お口の中がヒリヒリして、辛いものや酸っぱいものがしみる」 「鏡で見ると、頬の内側に白いレースのような模様がある」 このような症状に心当たりはありませんか?これは「扁平苔癬(へんぺいたいせん)」という、口腔粘膜の慢性的な炎症かもしれません。
1. 扁平苔癬の特徴と症状
扁平苔癬は、40代以降の女性に比較的多く見られる病気です。
白いレース状の模様: 粘膜が白い網目模様や線状になります。
赤みを伴う: 白い部分の周りが赤く腫れると、強い痛みが生じます。
しみる痛み: カレー、キムチ、柑橘類、熱い飲み物などが激しくしみるのが特徴です。
治りにくい: 数週間で治る口内炎とは違い、数ヶ月、数年と症状が続く「慢性」の病気です。
2. 原因は「お口の中」だけではない?
残念ながら、扁平苔癬のはっきりした原因はまだ解明されていません。しかし、いくつかの関与が疑われています。
金属アレルギー: 歯の詰め物(銀歯など)によるアレルギー反応。
ストレス: 精神的な疲れや睡眠不足で症状が悪化することが多いです。
代謝や免疫の乱れ: 全身の免疫バランスが関係していると言われています。
3. 口腔外科での治療と付き合い方
扁平苔癬は一度なると完治までに時間がかかることが多いですが、適切にコントロールすることで痛みを抑え、快適に食事を楽しめるようになります。
薬物療法: ステロイド剤の軟膏を塗ることで炎症を鎮めます。
金属の除去: パッチテストで詰め物へのアレルギーが判明した場合は、セラミックなどの金属以外の素材へ交換を検討します。
口腔ケア: お口を清潔に保つことで、二次的な感染を防ぎます。
結び
扁平苔癬は、まれにがん化することもあるため、やはり「ただの荒れ」と放置するのはおすすめできません。 「毎日の食事がしみて辛い」「これって何だろう?」と不安を抱えながら過ごすのはストレスになります。そのストレスがさらに症状を悪化させる悪循環に陥る前に、ぜひ一度、お口の専門家である当院にご相談ください。







