ドクターズインタビュー

院長インタビュー

地域の「歯の健康」を支える、
頼れる歯科医であり続けたい

歯科医を目指されたきっかけは?

歯科医を目指されたきっかけは?

実家が歯科医院を開業していたため、親の背中を見ているうちに自然と同じ道を選んでいました。
いずれは開業したいと考えていたので、自分で対応できる分野を増やそうと、関西の多くの歯科医院に勤務してきました。
そこで身につけた幅広い知識と技術は、現在の治療に大いに役立っています。

実際に経験したものの中から、僕自身が本当に良いと思った技術や要素を凝縮したのがこの歯科医院です。

現在の場所で開業した理由を教えてください

以前、この場所で歯科医院をしておられた先生から引き継いだんです。
先生は閉院される予定だったのですが、せっかく地域に根づいたこの医院を閉じたら患者さんたちが困ってしまうと思い、引き継がせてもらいました。

現在のスタッフの半分は、当時から一緒に働いている地元のメンバーなんですよ。
だから患者さんと共通の話題も多く、院内はフレンドリーな雰囲気です。
そういうスタッフがいてくれることは心強いですね。

診療において意識していることは?

歯科医院に対して、「痛い」「怖い」などのネガティブなイメージをお持ちの方がたくさんいらっしゃるので、最初にそれらの不安や心配を解消することを非常に大切にしています。
例えば矯正をはじめ全ての診療において、初診時はまず患者様のお話をしっかりうかがうことが当院の特長です。
患者さんにどんな小さなことでも話していただきやすい雰囲気づくりを意識しています。

祝日と年末年始以外は診察していますので、何かあれば遠慮なくご連絡ください。

生え方が難しい親知らずでも、
短時間で痛みが少ない抜歯ができる

親知らずを治療しないとどんなデメリットがありますか?

親知らずを治療しないとどんなデメリットがありますか?

親知らずの一番のデメリットは、親知らずの隣に生えている歯も虫歯になりやすいことです。
親知らずが歯茎から少しでも頭を出していると、手前の歯と接している部分を磨きにくいため、どうしても虫歯になりやすいのです。
だから当院では基本的に抜歯をおすすめしています。

また顎関節症や肩こり、頭痛などに親知らずが関係していることもあります。
親知らずを抜歯した患者さまの中には、それらの症状が緩和・解消したという方もいらっしゃいますね。

難しい親知らずでも治療してもらえますか?

難しいのは斜めや横向き、水平に生えている親知らずですが、もちろん当院で対応できます。
親知らずの位置や生え方を正確に確認するため歯科用CTを用いて検査しています。

親知らずの抜歯では患者さまの苦痛を最小限に抑えるため、恐怖心のある患者さまには正気麻酔を使った上で、できる限りスピーディーに処置することを第一に心がけています。
そのため患者さまに「もう抜けたんですか?」と驚かれることもしばしばです。

また親知らずの根の先と下顎神経が明らかにくっついている場合も難しいですね。
根が神経とくっついてしまっていると、抜いた後に唇のあたりにしびれが生じるリスクが出てくるのです。

例え1%でもそんな恐れがあれば、患者さまに安心して治療を受けていただくため、親知らずを抜く前に十分にご説明し、選択していただきます。

でも神経を切ってしまっていなければ、だいたいの場合は抜歯してから1ヶ月くらいでしびれはなくなっていきます。
その間は患者さまにビタミン剤を飲んでいただいています。

あおぞら歯科で親知らずを抜歯するメリットは?

まず親知らずの治療経験が豊富であること、スピーディーな抜歯ができることなどがあります。
また当院は大学病院で対応するような難しいケースにも対応していますが、大学病院では1回目は問診だけで、2回目でやっと抜歯という場合もあります。
その間、苦痛をがまんするのは患者さまにとってすごくつらいと思います。
その点、当院ならすぐに対応可能ですし、抜歯後に何かあればすぐ来院していただけるというメリットもあります。

また大学病院では対応してくれるのがベテランの歯科医か、研修医かがわかりにくく、治療内容に大きな差が出るデメリットがあります。

親知らずを治療するタイミングについて教えてください

腫れや痛みが出てからでは麻酔が効きにくかったり、抜いた後に痛みが続いたりするので、その前に来ていただきたいですね。
その他では気になった、一般治療の際にレントゲン写真を撮ってわかったなどのタイミングでおすすめしています。

治療は何も予定がない時がいいです。
例えば明日から楽しみにしていた旅行なのに、その前日に腫れるととてもイヤですよね。
だから早めに抜歯された方がいいと思いますというご提案はします。

私の経験では上より下の親知らずの方が抜いた後に痛む恐れがあります。
だからその際はゆっくり休める前日を選んで抜歯された方がいいですとお知らせしています。

技術と経験の差が大きく出るインプラント
高度な治療に患者から厚い信頼が寄せられる

インプラントはどんな場合に適切な治療でしょうか?

インプラントはどんな場合に適切な治療でしょうか?

虫歯や歯周病、あるいは外傷などで歯が抜けた場合に有効な治療です。
従来は抜けた歯の働きを補うための治療としてブリッジや入れ歯が主流でした。

保険適用の治療を望まれる場合はそれらをご提案しますが、例えばブリッジなら抜けた歯の両端にある健康な歯を削る必要があります。
さらに3本のブリッジであれば2本で3本分を賄うわけで、少なからず支える2本に負担はかかってきます。

しかし顎の骨に人工歯根を埋め込んで抜けた歯を補うインプラントなら、健康な歯に負担をかけず、かつ健康な歯の助けになります。

インプラントが難しいケースはありますか?

年齢は関係ありませんが、全身の状態に左右されます。
例えば重度の糖尿病、骨粗しょう症、リウマチなどの持病をお持ちの方は難しいですね。

しかし糖尿病だけれど軽度で病状をご自身でコントロールされている方、血をサラサラにするお薬を飲んでいる方などは、基本的には施術が可能です。

ただ顎の骨に人工歯根を埋め込む治療なので、骨粗しょう症だけはちょっと難しいです。
まずはご相談いただきたいです。

インプラントはやはり費用が気になるのですが…

当院ではインプラント埋入手術(一次手術)を1本16万5千円(税込)で対応しています。
具体的には骨造成からネジを埋め込むまでです。
リーズナブルな価格で提供させていただいていると思います。

安さだけで言えば、全ての工程を20万円という価格でやっている歯科さんもありますが、少し難しい症例になると「できません」と断られることが多いと聞いています。

またきちんと定期的にメンテナンスに来ていただいた患者さまを対象に、10年の長期保証をつけています。
それも込みの費用なのでトータル的には安いかなと思います。

インプラント治療のメリットとデメリットは?

インプラント治療のメリットとデメリットは?

インプラント治療の最大のメリットは、まるで自分の歯のような自然な感覚で噛めることです。
インプラントをあごの骨に直接埋め込み、それを土台に人工歯を取り付けるからです。

また差し歯や入れ歯と比べて見た目が非常に自然で美しいこと、さらに健康な歯に影響を与えないこと、顎の骨に刺激がしっかり伝わるため骨が痩せないことなどのメリットもあります。

デメリットとしては保険適用外の治療なので費用がかかること、骨の造成が必要ない場合でだいたい4ヶ月と治療期間が長いことです。

当院ではメリット・デメリットの両方を患者さまにきっちりご説明した後で治療に入ります。
不安や疑問など、どんな小さなことでも結構ですのでお気軽にご相談ください。

骨が少ない場合の対策は?

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込みますので、顎の骨が薄かったり骨密度が低かったりする場合、まず骨を造成(骨造成)する必要があります。
例えば奥歯などは必要な方だけに骨造成を行いますが、前歯は基本的にどなたでも足しています。

骨造成を行う場合、造成期間を入れると6ヶ月程度の期間が必要です。
造成中は特に注意すべき点はありませんが、骨を作った後は個人差があるものの1、2ヶ月は血行を良くするレーザーを当てに来ていただいています。

当院では「造成しました、骨ができるまでの間はご勝手に」というやり方はしません。
責任をもってちゃんと経過を見せていただいています。

あおぞら歯科のインプラント治療の強みを教えてください

一次手術(顎の骨に人工歯根を埋め込む)が早いと患者さまに喜んでいただくことが多いです。
通常は1本の埋め込みに1時間くらいかかるといわれていますが、当院ではだいたい30分くらいで終わります。

インプラントは一般歯科に増して、経験に裏打ちされた高度な技術が要求される分野です。
例えば頬の骨の裏側には「上顎洞」という空洞があるのですが、ここには1ミリ未満の薄い膜が張っています。

経験が少ないと、インプラントの手術時にこの膜を打ち抜いてしまうことがあります。
そうするとその周囲には骨ができなくなってしまう恐れがあるのです。
だから非常にデリケートで、高度な技術が必要になります。

万が一そういうアクシデントがあっても、当院であればリカバリが可能です。

メンテナンスはどのようにされていますか?

インプラントの寿命を延ばすには、定期的なメンテナンスが非常に重要です。
理想は月1回メンテナンスを行うことですが、患者さまのご都合に合わせて対応させていただきます。

インプラントを施した歯は「インプラント周囲炎」という歯周病の一種にかかりやすく、放ったらかしにしておくと2、3年でグラグラしたり、抜け落ちてしまったりすることもあるのです。
逆にきちんとメンテナンスを続け、20年以上持たせている方もいらっしゃいますよ。

当院はお口の中をトータルで見ますから、インプラントのメンテナンスでは埋め込んだ部分のチェックはもちろん、全部の歯をきれいにお掃除させていただいています。

歯の形は千差万別ですし、インプラントにしても奥と前ではお手入れの方法が違います。
普通の歯ブラシに合わせて歯間ブラシも使っていただきます。
歯間ブラシは6、7種類の中からその方に合ったサイズや形状を選ばせていただきます。

月1回メンテナンスに来ていただきますと、患者様のデンタルIQが上がってくるのがわかります。
月1回お掃除して「ここに食べかすが残っています」「菌があります」とお知らせすると、患者様のお口の中がどんどんきれいに、清潔になっていきます。
そんな時は本当に嬉しいですし、やりがいを感じますね。

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