― 抜歯後の痛みが強くなったら注意が必要です ―
「親知らずを抜いて数日たったのに、どんどん痛くなってきた…」
通常、親知らずを抜歯した後の痛みは、日に日に軽くなっていきます。しかし、抜歯後2~4日ほど経ってから強い痛みが現れた場合は、「ドライソケット」の可能性があります。
今回は、ドライソケットとはどのような状態なのか、原因や予防方法についてご紹介します。
ドライソケットとは?
歯を抜いた後の穴(抜歯窩)には、血液が固まって**「血餅(けっぺい)」**と呼ばれる血のかたまりができます。
この血餅は、傷口を保護し、新しい骨や歯ぐきを作るための大切な役割を果たしています。
しかし、何らかの原因で血餅が取れてしまうと、骨が露出した状態になり、強い痛みを引き起こします。
これがドライソケットです。
こんな症状はありませんか?
ドライソケットでは、次のような症状がみられます。
- 抜歯後2~4日頃から痛みが強くなった
- 痛み止めが効きにくい
- ズキズキとした痛みが続く
- 食事をすると傷口が痛む
- 抜歯した穴が白っぽく見える
通常の術後の痛みとは異なり、時間が経つほど痛みが強くなることが特徴です。
ドライソケットになる原因
① 強いうがい
抜歯当日に何度も強くうがいをすると、血餅が流れてしまうことがあります。
② 喫煙
喫煙は血流を悪くし、傷の治りを遅らせます。
また、吸う動作によって血餅が取れてしまうこともあります。
③ 傷口を触る
舌や指で傷口を触ったり、食べ物を無理に取り除こうとしたりすると、血餅がはがれる原因になります。
④ 激しい運動や飲酒
血流が急激に良くなることで、再出血や血餅の脱落につながることがあります。
ドライソケットを予防するには?
抜歯後は、次のことを心がけましょう。
- 強いうがいを避ける
- 当日は飲酒・喫煙を控える
- 激しい運動を避ける
- 傷口を舌や指で触らない
- 歯磨きは傷口を避けながら丁寧に行う
これらを守ることで、ドライソケットのリスクを減らすことができます。
ドライソケットになったら?
ドライソケットは自然に治ることもありますが、その間は強い痛みが続くことがあります。
歯科医院では、
- 傷口の洗浄
- 痛みを和らげる薬剤の処置
- 必要に応じて鎮痛薬の処方
などを行い、症状の改善を目指します。
強い痛みがある場合は、我慢せずにご相談ください。
当院からのお願い
抜歯後に
- 痛みが日に日に強くなる
- 痛み止めを飲んでも改善しない
- 食事ができないほど痛い
といった症状がある場合は、早めにご連絡ください。
適切な処置を行うことで、痛みを和らげることができます。
まとめ
ドライソケットは、
- 血餅が取れてしまうことで起こる
- 抜歯後2~4日頃から強い痛みが出る
- 強いうがいや喫煙などが原因になることがある
- 早めの受診で痛みの軽減が期待できる
抜歯後の痛みが「普通ではないかも」と感じたら、無理に我慢せず、お気軽にご相談ください。
📞 親知らず抜歯後の痛みでお困りの方へ
当院では、親知らず抜歯後の経過もしっかりサポートしています。
「痛みが長引いて心配」「これって普通なの?」という小さな疑問でも構いません。
安心して回復していただけるよう、丁寧に対応いたしますので、お気軽にご相談ください。