―見た目も噛む力も取り戻す選択肢―
転倒やボールの衝突など、スポーツや事故による歯の脱落は珍しくありません。
特に前歯部は衝撃を受けやすく、折れたり抜けたりしてしまうことがあります。
突然のケガで歯を失ったとき、見た目や噛み心地の回復方法として注目されるのがインプラント治療です。
事故で歯を失ったときの初期対応
歯が抜け落ちた直後は、時間との勝負です。
もし抜けた歯が手元にある場合は、
歯の根を触らず、歯冠部(白い部分)を持つ
乾燥させないよう、牛乳や生理食塩水に浸す
可能な限り早く歯科医院を受診
この応急処置で再植できるケースもありますが、再び骨と結合しない場合や、数年後に歯根吸収を起こす場合もあります。
その際の長期的な機能回復法として、インプラントが選択肢に上がります。
インプラントのメリット(外傷後のケース)
周囲の健康な歯を削らない
ブリッジのように両隣の歯を削る必要がなく、健康な歯を守れます。噛む力をしっかり伝えられる
骨に直接固定されるため、天然歯に近い安定感と咀嚼力が得られます。見た目が自然で審美的
セラミックで仕上げることで、前歯でも自然な見た目を再現できます。骨の吸収を防ぐ
歯を失ったまま放置すると骨が痩せていきますが、インプラントは骨に力を伝えるため、骨量の維持にもつながります。
骨や歯肉の損傷がある場合は?
外傷で歯を失うと、同時に周囲の骨や歯ぐきも損傷していることがあります。
そのままではインプラントを支える骨が足りないため、骨造成(GBR)や歯肉移植を組み合わせて、形態を回復させることが重要です。
当院では、CTによる三次元診断で骨の厚み・高さを正確に把握し、必要に応じて再生処置を行いながら安全に治療を進めます。
スポーツマウスガードで歯を守る
外傷による歯の欠損を防ぐには、予防の意識が何よりも大切です。
特に野球・バスケットボール・格闘技・ラグビーなど、接触の多い競技では、スポーツマウスガードの装着が強く推奨されています。
市販の簡易タイプもありますが、歯科医院で作るオーダーメイドマウスガードは、
・噛み合わせや呼吸を妨げない
・会話がしやすい
・装着感がよく外れにくい
などのメリットがあり、パフォーマンスを保ちながら口腔外傷を防ぐことができます。
スポーツマウスガード作製の流れ
カウンセリング
競技種目やポジション、衝撃のかかり方をお伺いし、最適な厚みや形状を決めます。型取り(印象採得)
歯型を精密に取り、噛み合わせも確認します。これにより、ぴったりとした装着感が得られます。マウスガードの製作
専用のシートを加熱・加圧して歯型にフィットさせ、細部を調整します。
色やデザインを選べる場合もあり、チームカラーに合わせた作製も可能です。装着・調整
完成後に口腔内で装着し、違和感や咬み合わせを確認。必要に応じて微調整を行い、すぐに使用可能です。定期的なチェック
成長期のお子さまや装置の変形がある場合は、定期的な調整・再製作をおすすめします。
📌 インプラント相談は無料で承っています
スポーツや事故による歯の欠損も、お気軽にご相談ください。
外傷後の経過観察や治療の時期についても丁寧にご説明いたします。
📌 CT診断付きカウンセリング
三次元画像で骨や歯肉の状態を確認し、インプラント・ブリッジ・入れ歯など複数の選択肢を比較しながら最適な治療法をご提案します。